社説
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新しいふるさとを求めてカエルは移動する〜
初夏の気配を感じる頃になると、周囲に水辺のある地域では蛙の鳴き声が聞かれるように、最近は都市空間においてもカエルのことが話題になる。もちろん、後者の場合、アートやグッズといった無生物のカエルを囲んで賑わうカエル・イベントのことをいっている。
6月11日・12日の両日は、長野県松本市のなわて通りで第4回かえるまつりが行われた。一回目に縁あって参加して以来、久しぶりに足を運んでみると、通りに設置されたガマの造作物から各店舗ごとに並べられたカエルグッズ、そして大学生を中心とするスタッフの気合の入った動きまで、このまつりが年々充実してきたことが伝わる。
たぶん、全国にいるカエル好きでこのまつりについて知らない人はあまりいないだろう。なかには実際、毎年この時期には松本に行くと決めているカエル・ファンもいる。
同時に世の中にカエル・マーケットが広がっているせいか、バッグやTシャツ、アクセサリーなどに自分のスタイルに合ったカエルのものを取り入れて、このときとばかりカエル・ファッションを楽しんでいる人もかなり増えていた。
ところが、・・・・・・・
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