社説
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カエルのチームワークに乾杯!〜
チームワークについて考える機会があった。きっかけは3月に行われたワールドベースボールクラシックス。みごと優勝を果たした「王ジャパン」の活躍。特にむき出しの喜怒哀楽を見せたイチローを中心に、メンバー全員がそれぞれの力をつないで最高の勝利を収めた。
「一人勝ち」という云い方がある。誰か一人の強烈な輝きの下に一大プロジェクトが組まれ、そこだけが集中して拡大していくこと。それはそれでその「一人」の能力のすばらしさは評価されるべきだが、そのシステムのみを経済システムのなかで活用していこうとするといろんなひずみが出てくる。考えられるのはその「一人」が「裸の王様」になり挙句は孤独に陥ること。そして、そのシステムから生まれてくるものが「金太郎飴」のようになってしまいがちなこと。
WBCに参加し、チームの勝利のために奮い立った選手たちからはその「一人勝ち」とは対極の爽やかさと、自分はこうしたいという強い信念が感じられた。
そして「カエルのキャラクターは一人勝ちしない」というのが、・・・・・・・
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