社説
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私が見たらカエルに化れ〜
カエルにとっては人間の世界がどんなに混乱しようと関わりのないことかもしれない。とはいえ、最近の世の中を見ているとカエルの目にもあまりの希望のなさに憂えてしまうことが多い。自然災害も人間同士のトラブルもかつての比ではない猛威となっているように見える。果たして開けられたパンドラの箱の中に本当に希望の二文字はあるのだろうか。そんな気分のときは、ちょっと立ち止まり過去をふりかえることも必要かもしれない。 先日、お笑いタレントの明石家さんまがナビゲート役を務めて白洲次郎の足跡をたどるテレビ番組を見た。故白洲次郎は戦後日本の復興のために当時の首相吉田茂に請われ大きな役割を果たした人である。敗戦国の立場でアメリカと堂々と渡り合いその歴史に残した業績もかっこいいが、それだけでなくルックスからライフスタイルまですべてにわたってかっこよく、男女を問わず今も多くの人の憧れの対象である。
その白洲次郎の夫人がエッセイストとして・・・・・・
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